上総湊海岸の写真
 
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上総湊海岸の写真
上総湊
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上総湊海岸の写真
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遥か遠く


千葉駅構内のコンビニでスポーツドリンクとタマゴサンドを買ってホームへと上がった。内房線が出る。急いだ僕は君津止まりのやつに乗っていた。君津で乗り換えればいいと思っていたからである。しかし、僕を乗せる安房鴨川行き内房線が君津へ来たのは、到着してからほぼ45分以上が過ぎたころ。あまり天気はよくなかったから、とにかく「雨が降らないでくれ」と祈る思いでいた。

上総湊に着いたのは、午後3時過ぎ。あまりひとけのないホームに降りた僕は、階段の上から駅周辺をぐるっと見渡した。妙に鄙びた駅前にいた僕は、明らかに季節外れの観光客だった。ヒマそうに横につけっぱなしのタクシー。開かない軽食レストラン。何かを忘れてしまったような町の雰囲気は、「落ち着いている」というにはあまりにも静かすぎた。海岸へと出られる道を探した。ひとまず線沿いを左へ歩く。電車の本数は大したことがなかったので、思いきって線路に出て写真を撮ってみようかとも思った。しかし、寂れた割に、たまに人が通るので、あきらめた。

坂を降りるとトンネルがあったので、その先が海岸の入り口だろうと考え、足を進めることにした。道の先に駐車場らしきものがある。入ってみると、左へ行ける脇道があり、公園になってる。海岸へと続いているようだ。

人がまばらだが、いる。だが、遊び終わってそろそろ帰るところだったようで、じきに海岸には自分以外に人は見当たらなくなった。小さい海岸だが、とても綺麗で可愛らしい、「いじられてない」感じがとてもよかった。
千葉の海は神奈川の海を撮るよりも難しく感じる。素直にありのままを撮ってあげないといい顔に映らない。カメラ慣れしてないという感じ。でも、その分、素直にカメラを向けると、ふとした表情がとても自然で美しい。本当はすごくいい顔してる。そんな気がする。だから、余計に絵づくりしようとはせず、こちらも自然にカメラを構える。素直に撮れば素直に映る。可愛い海だ。

何ぶん小さい海岸なので、 浜辺へと続く道は先程自分が歩いてきた道くらいしかなく、ここも例の臨海広場のある場所ではないようだ。帰りの電車はとても混んでいて、ついに千葉まで立ち続けてしまった。これは心底きつかった。
一方、総武線に乗り換えると座れるからここでのしばしの一眠りが随分と助かる。おまけに、本八幡から都営新宿線で座りっぱなしになれる。江ノ島へ行くと大抵ロマンスカーに乗ってしまうのは、本当に片瀬海岸から離れるのが寂しいからだ。ジワジワと家が近付くのがしんどいのだ。離れる時は早く。
上総湊海岸の写真
上総湊海岸の写真
JR内房線「上総湊」駅下車、ロータリー左を線路沿いへ、トンネル入る。