上総一宮の写真
 
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上総一ノ宮
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遥かなる憧憬、癒しの渚巡礼


千葉県の房総半島は東南東に位置する上総一宮。海岸までは一本の道を行くだけの、至ってシンプルな町。サーファーには結構有名な場所のようだ。実際、海岸まで伸びる長い道を行く車は半分以上が背中にサーフボードを背負ったものばかり。駅前からバスで海岸付近まで行く予定が、休日の本数はなんと2本。しかも、駅に着いた時には、そのうちの1本はとっくに出ていた。到着後数十分で来るはずの最後のバスに乗るかどうか迷ったが、行ったら最後、駅まで戻るバスはない。そこで覚悟を決めて徒歩!

ガムを一つ買った後、手持ちの地図を見せて、キオスクのおばさんに尋ねることにした。元気のいい、感じのいいおばさん。道のりが長いことを励まされつつ、いざ出立。旅といっても、例えば日本の裏側のリオデジャネイロまで行く旅もあれば、向こう三軒のたばこ屋までの旅もある。自分の旅は一日で行って帰ってこれるものだが、どこが終着点なのかさっぱりわからない旅。まだまだ旅の本当を見つけるには遠く及ばない。しかし、キオスクのおばさんとのわずかな触れあいの中に「これが旅なのかな」と感じた一瞬があったように思えた。かつて松尾芭蕉が歌枕を求めて旅をした。これだって旅だ。でも、僕には、芭蕉のそれは「巡礼」という言い方が似合っているような気がする。だから、僕のそれも「巡礼」と呼びたい。癒しの渚巡礼。

帰りは別の道を歩いたせいで、道に迷ってしまい、3〜40分で済むところを約3倍かかってしまった。行きであったはずのサーフィンショップがいつまでたっても見当たらないからおかしいなと思った。で、迷いに迷った挙げ句に見つかったという臨海運動公園。二つに分かれていて、一つはテニスコート、もう一つは野球場。海岸からは随分離れているので、目的の臨海広場とは懸け離れていた。
ここを最後に、今回の散策は一旦終わり。探し物はついに見つからなかった。しかし、まだまだこの長い短い旅は続く。行ってみないと判らないということは、見てみないと判らないということであり、見てみるということは行ってみるということであり、自分の目で見るということは心を通して見るということであり、それがファインダー越しであってもうまく伝えられたらいいなと思って。そうして、何枚もの写真を撮り続けてきたが、自分の探しているものが臨海公園なるものなのか、或いは何なのか、再考させられるような、しかし、何か前より一歩近付けたような、そんな気持ちでまたファインダーを覗き込んでいる自分がいた。
上総一宮の写真
JR外房線「上総一ノ宮」駅下車。徒歩30〜60分。駅前から海岸行きのバスは休日で一日2本しかないので注意。