片瀬東浜海岸の写真
 
片瀬東浜海岸の写真
 
辻堂海岸
 
辻堂海岸
辻堂・片瀬海岸
片瀬東浜海岸の写真
 
片瀬西浜海岸の夕陽
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大きなビートの木の下で聴いた夏の鼓動


あるゲームを通じて「癒し」とは何かを考え、何となく自分の求めるものはこれじゃないかというものを見つけ、それが何処にあるのか探すために、関東地方の海岸を散策することにした。実際にあるのかどうかも確証を得ていないその場所は、ゲームに出てくる臨海広場だった。

まず訪れたのは辻堂東海岸。初めて来た辻堂の海は、駅前からまっすぐに伸びる昭和通りからバスに乗ってきた僕を優しく迎えてくれた。季節外れのサーフィンショップを通り過ぎると、目の前に大きな白い陸橋がそびえてる。ここを渡れば海岸へ。つま先が上をむき出した。実に6年振りだ。二月。まだ寒さが大地をすっぽりと覆うように根付いている。気持ちだけが夏のように暖かった。記憶が一気に6年分逆まわしになる。
神奈川県立辻堂海浜公園」。入口に立つ大きな椰子の木は、気の早い夏の鼓動を弾ませている。何だか児童公園の ex-large 版という感じで、残念ながら求めていた風景は見当たらなかった。いきなり有力候補が消えてしまって、愛川欽也にテーブルを叩かれたような気持ちだ。でも、この海は僕が6年もの間ずっと心のどこかで求め続けていたものだったことは確かに感じた。変わってしまう時間と変えられない想いが交じっているような気がして、やっぱり来てよかった。

海にはサーファーも意外といた。目立ったのは比較的年輩の男性だ。辻堂でバスを降りた直後にすれ違ったサーファーもそうだった。彼らには季節は関係ないんだろう。生活の音と波の音とがリミックスされる、一年中目の前に海がある暮らしっていいな。あんまり嬉しかったから、この日は結局ここから片瀬までトボトボと歩いて、波の優しい音と柔らかい潮風を堪能しまくる事にした。本題と違うかもしれない? それはどうでもいいと思えてしまう瞬間から本当の面白さが出てくるのを何となく感じるんだよね。

砂浜にはズッシリと重く感じるダッフルコートを背負うように僕は、緩やかに弧を描く海岸を延々と歩いて、やっと片瀬東浜へ到着した。西浜を通って来たが、僕は東浜の方が好きだ。午後の紅茶で一服しつつ、ココが僕の馴染みの場所だったことを思い出していた。
 
辻堂海浜公園
JR東京駅から東海道本線にて辻堂駅下車。
片瀬海岸へは新宿駅から小田急相模原線(前4両が江ノ島線)にて片瀬江ノ島駅下車。